接着系アンカー（樹脂アンカー）

接着系アンカー（樹脂アンカー）とは

接着系アンカー（樹脂アンカー）は、優れた固着性と簡便性で耐震補強工事に広く用いられます。

接着系アンカー（樹脂アンカー）施工手順

1. 墨だし位置確認





2. ハンマードリル キリに穿孔深さのマーキング




3. コンクリート面に対し直角に穿孔を開始

キリにマーキングした部分まで穿孔します。写真のドリル キリは集塵機が装着できるタイプで、穿孔した粉塵を吸いながら穿孔します。



4. （重要）穿孔した孔内の清掃

集塵機で吸引しながら穿孔を行いましたが、完全に粉塵やコンクリートの欠片を取りきれません。完全に清掃ができていないと母材孔壁との固着力が低下してしまいます。接着系アンカーで一番大事な所です。



5. 穿孔深さの確認

孔内を完全に清掃したら穿孔深さの確認を行います。



6. アンカー筋を施工面の位置にマーキング

孔内にアンカー筋を入れ施工面の位置にマーキングします。



7. 樹脂アンカーカプセル挿入

所定のカプセルを確認し、樹脂アンカーのカプセルを挿入します。



8. アンカー筋の埋め込み

【回転打撃型】専用のドリルを使い回転打撃を与えながら、一定の速度でマーキング位置が施工面に達するまで埋め込みます。過剰な攪拌は行わないようにします。



9. 硬化養生

所定の時間内はアンカー筋を動かさないようにします。



10. 最終確認

作業が終了したら、アンカー筋の確認を行い、曲り等があった場合は修正作業を行います。



11. 施工完了

以上で樹脂アンカー打設のすべての作業が完了です。